文    鳥


分  布  ジャワやバリ島が原産地であるが、現在ではマレー半島、スマトラ、ボルネオ、セルベス南部にまで分布を広げている。生息環境は全く広く、人家の周囲にも及び、雀のように生息している。
形  態  頭部は黒く、頬は白色である。胸、背部、翼は灰青色で、翼の風切と尾は黒い。腹部は紅褐色で、下尾筒は白い。嘴は紅色で目の周囲も赤いリング状となる。脚は淡紅色。♂♀は全く同色で、その判別は非常に難しい。輸入鳥にあっては、よほどの長期間飼い込んだものでなければ、判別不可能に近い。幸い、桜文鳥や白文鳥という品種があるためその必要は認められないが。大きさは14cm程。
飼養管理  非常に丈夫な鳥である。唯その性質が荒く、籠飼いや庭箱飼いは不適当で禽舎での放飼がよい。籠鳥としては前記の桜文鳥や白文鳥が全く適当であり、飼鳥化された代表鳥でもある。これらであれば籠飼いでも繁殖するが、野生種では巣引はごく稀に禽舎飼いで見られる程度である。
飼  料  フィンチ用の配合飼料でよい。シードや青米を特に好む。卵米もよい飼料である。青菜やボレー粉の管理は他のフィンチ類と同様でよい。
繁  殖  桜文鳥や白文鳥では標準的に45×45×52cm程の庭箱に大型のつぼ巣か文鳥用巣箱を備えて巣引させる。初秋から産卵を開始するので、前もって粟玉や米卵を与えると営巣する。抱卵期間は17〜18日で孵化する。親は粟玉などの外盛んに青菜を運び育雛にあたる。巣立までは平均25日程で、桜文鳥では全身灰色、白文鳥では、白に一部灰色の残った雛が巣立する。成鳥になるには、7〜8ヶ月を必要とし、嘴は紅色化する。♂♀の区別は両種とも嘴の盛り上りと色の濃いものが♂で、♀は淡いか、一部にしか赤色のないものもある。又この鳥は愛玩用として"手のり文鳥"に作られることもあるが、手のりとするには、孵化後2週間前後で親から雛を取り出し、人が差し餌をして育てれば手のりとなる。この場合数が少ない時には保温に充分注意する。このように文鳥は飼育の容易さから世界的に飼鳥として知られている。野生種から桜文鳥が、又桜文鳥から白文鳥が作り出されたが、近年ヨーロッパにおいて"シナモン"(淡褐色)なる品種も作り出され、又最近ではこれをもととして、"イザベル"(銀灰色)の鳥もあらわれている。
(原色飼鳥大鑑より)


≪白≫
所有数 ♂1 ♀1
(2008年2月現在)
≪シナモン≫
所有数 ♂1 ♀1
(2008年2月現在)
≪桜≫
所有数 ♂1 ♀1
(2008年2月現在)
≪シルバー≫
所有数 ♂1 ♀1
(2008年2月現在)



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