烏骨鶏の原産地は、あるいは中国ではないかと思われる節もあるが、確かなことは判らない。しかし我が国へは徳川の初期、大唐丸やチャボが相前後して、中国よりもたらされたものであることに異論はないようである。 烏骨鶏とは、その骨肉の色により中国人によりつけられた名前であるが、西洋人はその特殊な羽毛によりシルキー(絹糸鶏)とよんでいる。本種の羽毛は羽面をなさずして絹糸状を呈する。 以上の如く、本種はいくつかの著しい特徴を具えているが、その成立の経路は全く不明である。しかし、本種の体型と羽質とが中国原産のコーチン種にすこぶる接近していることについては、古くから多くの家禽学者により指摘されている。 |
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内種 | ||
標準体重 | ♂1125g 若900g ♀900g 若750g |
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失格条項 | 一般失格条項以外、特に本種に適用されるもの。 @毛冠のないもの。 A第五趾を有しないもの。 B羽毛の絹糸状でないもの。 C烏骨鶏の特徴とする体色をもっていないもの。 D脚毛のないもの。 E鷹膝(たかひざ)を有するもの。 |
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♂の体型 | 冠 | 毛冠、冠はほとんど球状をなし、その頂に皺(しわ)があり、頭上に確かにつく。毛冠は冠の後ろに叢生(そうせい)し、美しく一様に後方に倒れる。 |
嘴 | 短く、強い。 | |
頭部 | 短く、丸い。 | |
眼 | 丸くて、大きく、よく張る。 | |
肉垂 | 無髯においては長さ中位、半円形をなす。 | |
耳朶 | 無髯においては卵円形。 | |
髯 | 有髯においては、髯は豊かで肉垂を覆い、眼の下にまで及ぶ。この場合、肉垂と耳朶は甚だしく短縮する。 | |
頸 | 短く、頸羽は豊かで充分に肩を覆う。 | |
翼 | 短く位置はやや低く、主翼羽及び副翼羽は総状をなし、翼尖は蓑羽に覆われる。 | |
背 | 短く広く背の中部より尾へ向かって漸次高まる。 | |
尾 | 小さくて凡(すべ)てふさ状をなす。 | |
胸 | 広く丸々としてよく充実する。 | |
腹 | 腹は広く、方型をなす。軟羽は豊かである。 | |
脚 | 腿は短く、脛は外側に絹糸状の羽毛を充分つける。趾は五趾で後趾の上に位置し上方に曲がり、その先端は二趾に分かれているものもある。 | |
羽毛 | 一様に軟らかな絹糸状で全く羽面をなさない。 | |
♀の体型 | 冠及毛冠 冠の形状は♂のものに似ているが甚だ小さい。毛冠は球状をなし、殆ど直立する。他の部分は♂の各部の形状に同じ。 |
≪白〜しろ〜≫ 所有数 ♂2 ♀8 (2008年2月現在) |
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≪黒〜くろ〜≫ 所有数 ♂2 ♀3 (2008年2月現在) |
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≪シルキー〜しるきー〜≫ 所有数 ♂1 ♀1 (2008年2月現在) |
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